【将棋】諦めが早いのか、潔いのか
羽生善治名人に行方尚史八段が挑戦する、第73期名人戦七番勝負。
第1局は、羽生名人が先勝した。
名人戦史上最短手数での終局
棋譜を見て驚いた。
僅か60手での終局。
これは、名人戦史上最短手数だそうだ。
以下が終局図。
時間は、まだあった。
正直、「まだ指せるのでは?」と思う。
ただ、プロ的には大差なのかもなぁ。
諦めが早いのか、潔いのか
今回の早い投了を見て、過去の棋譜を思い出した。
以下が、終局図。
【将棋DB2】というアプリで見たのだが、そのコメント欄が面白かった。
「なぜ投了したのか…」
「劣勢でも諦めるのが早すぎる。プロの将棋指しとしてどうかと思う」
など、否定的なコメントもあれば、
「投了の美学ってのもありますからね。これ以上指しても棋譜を汚すだけ、と考えられたのでは」
と、好意的なコメントもある。
僅かでも勝つ可能性があるなら、向かっていく姿勢というか、食らいつく執念が見たい。個人的には。
だから、木村一基八段の言葉が心にグッとくる。
負けと知りつつ、目を覆うような手を指して頑張ることは結構辛く、抵抗がある。でも、その気持ちをなくしてしまったら、きっと坂道を転げ落ちるかのように、転落していくんだろう。